THE★留学
〜留学中の出来事(コラム形式)〜

モドル



「普通に生活する」ことができない!

まず、他人の家に突然入るわけです・・・当然なのですが・・・。
使い勝手の分からないキッチンに立たされ「好きなものを食べて」といわれても、
何を食べていいのか悪いのか?も全く分かりません。
それ以前にフォークは何処?お皿は何処?コップは何処?
聞きたくても私はそんな大それたこと(笑)できなかったので、立ってました。
子供たちがママのお手伝いをしているところをじーっと観察していました。
夕飯のテーブルセッティングは子供たちの仕事なので、一緒になってやっていました。
そうすることで物の配置を覚えることができました。
やぱり「習うより慣れろ!」ですね。

 

 

私のホストファミリー

私がStayしていた家は市内からバスで10分ほどの住宅街です。
近くにはこじんまりとしたスーパーマーケットがある、環境的にはとても恵まれた場所でした。
家族は全部で7人ですが、パパは中国へ出張中、長女(25歳)は彼氏と同棲中、
次女(22歳)も私のStay中に出て行き、長男(18歳)はフィリピンにて留学中。
最終的におうちに残っていたのはママと次男(10歳)、三女(7歳)の3人だけでした。
(今考えるととーってもフクザツ・・・)
私が帰国する前日に遊びに来た次女から聞いた話しによると、今のパパは2人目のパパだそうです。
「でも優しくて素敵だからとてもいい人よ」と言っていました。
私が帰国した次の日に出張から戻ってくるという話しだったので、私は会えませんでした。

ファミリーはフィリピン系の家庭でした。
ママはフィリピンで学校の先生をやっていたらしく(次女/談)宿題を見てくれました。
が、やはりNativeではないので発音がやや聞き取りづらいのです。
3週間目になると慣れもあったのですが、ママの言おうとしていることが
雰囲気とかで分かるようになってきました(笑)。
それでも早口で言われたり、朝突然話しかけたりされると分からなくなり、
とりあえず「Yes」といい続けたこともあります。

一番心配していた料理ですが、ママの手料理は絶品でした。
食卓にのぼるのはいつもママの手料理。
ジャンクフードは一切並びませんでした。
しかもフィリピン料理は味付けも濃いので私は大満足でした。
食事で苦い思いをしたのは、「もう食べられない」と言っているのに進められることです。
大皿に人数分以上の料理がてんこ盛りで出されるので、さじ加減が分かりません。
これで胃が大きくなったことは事実ですが、体重は増えてませんでした。
それよりも日本に帰ってきてから同じペースで食べ続けたことが、
デブへの近道だったようです(笑)。

 

 

1日の予算

一番問題になってくるのが、現金をいくらA$に換金するか?ということ。
私はCairnsでも節約生活を実施するつもりだったので、日本と同じ感覚で考えていました。
ズバリ!1日$10の計算で21日間だから少し多めで$230
「1日だいたい千円ぐらいの感覚だったら、無駄遣いしないでいけるだろう」
大きなお金はカードで支払うとして、現金はこんなかんじで用意しました。

実際に生活してみると、やはり1日$10はちょっと辛かったです。
結果的にプラス1万円多く換金しました。
ちょうどレートが下がった時期にうまく換金できたので、得しました。

まず、バスが片道で$2.35でした。往復で$4.70です。
バスの往復で1日の生活費の半分が失われるのは辛いです。
幸い、ママは「お昼作って行きなさい!」とサンドイッチを持たせてくれたので
当初考えていたお昼代はほぼ浮かせることができました。
飲み物も学校のコーヒーや紅茶を有効活用し、できるだけ出費は抑える!
それでも買い物に行ったりすると節約した分はあっという間に消えました。

そんな時、ママが前の学生の話しをしてくれました。
「彼女は毎日、学校まで歩いて行ってたのよ」と。
彼女も私と同じ学校に通っていたらしいので、学校で地図をもらい、
片道のバス代を浮かせることに成功しました。
さすがに往復はしんどいし、後半は日差しも強くなり、
帰りに歩くのが大変になってきてしまったのです。

残りのお金とにらめっこしつつ、お土産もTim-Tamを買いしめ、
何とか現金を使い切ることに成功しました(笑)。
心配していた「追加換金」もすることなく終わりました。
異国の地に行ってまで節約するとは思ってもみませんでした・・・。

 

 

戸惑ったバス通学

基本的に日本でもバスは苦手派なのです。
理由は、「間違えても料金支払わないといけない」から。
私、かなりおっちょこちょいなので、電車でも乗り間違えとかよくします。
電車だったらそのまま次の駅で降りて、何食わぬ顔して目的地へ向かえます。
タクシーだったら目的地まで運んでくれます。
でもバスって慣れてないと微妙に分かりづらいじゃないですか?
どうも小心者なので自分にリスクがある!と思うと弱気になるんです。

そんな日本のバスも苦手な私に、海外でバスに乗れ!というのです。
でも毎日送ってくれるわけじゃないし、とにかく慣れようと思いました。
それでも慣れることは一度もなかったです(爆)。
まず、行き先が分からない。
どのバスが市内へ行くのか?が全く判断できませんでした。
帰りは一つの停留所から出ているバス全てに乗ってOKだったのですが、
行きは市内から来ているものもあるので、見極めねばなりません。
ほとんどの人が市内に行くので人の動きを見て私も動く。
で、自信がないので運転手に毎回「Is this go to the City?」と聞いてました。

 

 

辛くても大変でも、振り返ればいい思い出★

私は行く前から「絶対に日記をつけよう!」と意気込んでおりました。
これだけ細かく残せるのも、日記のおかげだと思っています。
(出国前はサイト作成なんて毛頭考えていませんでした)
2週間目からは帰りが遅くなったこともあり、なかなか日記に思い出を記すことも
難しくなってきましたが、つけてよかったと思っています。
なぜ、日記にそこまで執着するのか?といいますと、本家サイトでかれこれ3年ぐらい、
ずーっと毎日日記を付け続けているのです。
もちろんネット上なので手書きよりも簡単で手軽にできますが、私の意地です。
良かったこと、嬉しかったこと、楽しかったこともそうですが、
逆に辛かったことや苦しかったことのエピソードの方が後から読み返して面白いのです。
自分の成長が著しく感じ取ることができるからです。
日ごろ、日記をつける習慣がない方でも絶対に付けてみてください。
ちなみに私はその日に使ったお金とレシートもテンプしてプチ家計簿にしてました。

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